ホームシアター:AVアンプ

AVアンプ

ホームシアターに欠かせない機材がAVアンプ。4万円ぐらいから7百万円を超える機種まで、文字通り「ピンキリ」である。どこまで予算をかけるか悩ましい:拡張性をとるか、今は最小限に抑えて今後の新技術を待つか…。新しい機種が出るし、機能も新しくなり、迷うのは当然。筆者が考える検証材料を以下の通りまとめた。

タイプ

AVアンプは大きく分けて2種類:ReceiverとProcessor。前者はDVDなどから信号を受けてスピーカー構成に合わせて処理するプリアンプ機能と音を増幅するパワーアンプを一体型にしたタイプ。後者はプリアンプ機能のみを搭載したタイプで、パワーアンプが別途必要となる。個人的には一般的な空間(6畳~10畳ぐらい)ならReceiverで充分だと思う。広めの空間で大きな音を楽しむならパワーアンプを独立して拡張出来るProcessorの方が適していると思われる。機種もReceiverの方が多く市販されている。

容量

容量とはチャンネル数とWatt容量のことで、スピーカー構成に適した機種を選べば良い。最も価格に影響するのがこの容量である。

用途

映画鑑賞が主要用途であれば中級クラスのReceiverでも充分である。ゲームをプロジェクター経由、大画面で楽しみたい場合は注意が必要で、8K60hz/4K120hzの他にVRRやALLMといった機能付きが望ましい。この場合HDMIケーブルも要注意で8K対応が必須。音楽鑑賞用に専用アンプをFront L/R用につなげて、AVアンプ→ステレオアンプ→Front L/Rスピーカーでの利用者も多い。最近のステレオアンプはAVアンプ用に切替機能付きの機種も増えており、映画を見るときはAVアンプから来る信号をステレオアンプの回路を通さずに直接Front Speakerに送れる。

音響補正

各メーカー毎に独自の音響補正機能を備えている。Denon/MarantzはAudessey、YamahaはYPAO、SonyはDCAC、Onkyo/PioneerはDiracなど。付属のマイクを視聴ポイント数カ所に立てて、プログラムが各スピーカーからテスト音を出しながら距離などを測り、最適な設定に調整してくれる。強いて言えばDiracが欧米では人気で、最近Denon/Marantzも導入し始めた。筆者はDiracとAudesseyを使用しているが映画ではどちらも優れていると感じる(ステレオはDiracが有利)。
音響補正機能にはサブウーファーの調整も含まれる。AVアンプによってはサブウーファーを2台独立して調整出来る機種もあるが、後ほど紹介する低音管理ソフトを使用する場合にはAVアンプでの調整は無くなる。そのため、この機能はあまり重視しなくても良い。

メーカーサポート

AVアンプはたくさんの機能を一つに箱に詰め込んでいるため、誤作動も発生する。従って、メーカー保証が重要で、外国から直接購入するのはリスクが高い。家が一段落したらAnthemというブランドを購入したいのだが、上記の事情から迷っている。パワーアンプは現在Emotiva社のXPA5を使用中。

映画でも音楽は重要

Wikipediaによると映画の中で音楽が流れる時間は45分~120分ぐらいである。映画のジャンルにもよるが、音楽の重要性は明らか。従って、スピーカーもそうだが、AVアンプを選ぶ際には音楽を聴くのも判断材料となる。

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